【英】product-related attributes
製品関連属性とは、製品の物理的な組成やサービスの形態に依拠し、製品・サービスの機能や品質を特徴付ける性質のことをいう。。
【英】non-product related attributes
製品非関連属性とは、マーケティング・ミックスによって規定される製品の色や外観、使用者イメージなど、性能には直接影響しないが消費者の購入を左右する製品・サービスの特徴のことをいう。
【関連】製品関連属性、使用イメージ、使用者イメージ、フィーリング、心理的ベネフィット
【英】explanatory variable
独立変数の項参照。
【英】elaboration
精緻化とは、ブランド・アイデンティティやコア・アイデンティティの曖昧さを解消するために、アイデンティティを表現する言葉や視覚的要素などを明確化することをいう。
【英】normal distribution
正規分布とは実際のデータを元に作成された分布ではなく理論的に導かれた分布で、左右対称の釣鐘型のヒストグラムを持つ。平均から±1標準偏差に入る割合が68.3%、2標準偏差に入る割合が95.4%などの性質を持つ。発見者の名前からガウス分布 (Gaussian Distribution) とも呼ばれることがある。偏差値とは平均を50、標準偏差を10となるよう各データを変換し、集団内における各データの位置を表した値をいう。たとえば偏差値70は平均+標準偏差×2として計算される。正規分布の仮定を置くことによって、偏差値からそのデータが全体の上位(ないし下位)何パーセント以内に含まれるかを知ることができる。
【英】product-attribute associations
製品属性連想とは製品属性に依拠したブランド連想をいう。無形のベネフィットよりわかりやすいが、市場の変化に弱いことがある。
【関連】ベネフィット、機能的ベネフィット、心理的ベネフィット、製品属性志向のベネフィット、製品関連属性、製品非関連属性
【英】product attribute-oriented benefit
製品属性志向のベネフィットとは、もっぱら製品属性に依拠して提供されるベネフィットのことをいう。製品属性志向は模倣されやすく差別化が困難になることがある。
【関連】ベネフィット、機能的ベネフィット、心理的ベネフィット、製品属性連想
【英】product-market expansion grid
製品-市場拡大グリッドとは、製品と市場の2軸によって企業が成長機会を見極めるための枠組みのことをいう。製品軸として既存と新規、市場軸として既存と新規からなる2×2のグリッド(マトリクス)に自社の製品ポートフォリオを分類、分析する。
【関連】市場開発、市場浸透、{{postid=開発”}}、多角化、ブランド拡張、レバレッジ化、レバレッジ効果、ライン拡張、カテゴリー拡張
【英】product
製品とはニーズやウォンツを満たすために提供され、消費の対象となるものをいう。サービスと区別して用いられる場合には有形財を指すが、サービスを含む概念として用いられることがある。
【関連】製品レベル、コア・ベネフィット・レベル、一般製品レベル、期待製品レベル、拡張製品レベル、潜在製品レベル
【英】product life cycle
製品ライフサイクルとはとは製品が登場してから消えるまでの売上と利益の経過を示す一般則のことをいう。一般に、製品開発段階、発売段階、成長段階、成熟段階、衰退段階の5つの段階からなる。
【関連】製品開発段階、発売段階、成長段階、成熟段階、衰退段階
【英】product development
製品開発段階とは、製品ライフサイクルにおける最初の段階で、企業が新製品の開発を行う時期のことをいう。売上はまだなく、投資ないしは支出のみがある。
【関連】製品ライフサイクル、発売段階、成長段階、成熟段階、衰退段階
【英】growth
成長段階とは、製品ライフサイクルにおける3つ目の段階で、製品が市場で広く受け入れられ、売上、利益ともに成長する時期をいう。
【関連】製品ライフサイクル、製品開発段階、発売段階、成熟段階、衰退段階
【英】maturity
成熟段階とは、製品ライフサイクルにおける4つ目の段階で、未開拓の市場がなくなり売上が伸びなくなった時期をいう。競争状況によって、競争の激化により利益が圧迫される場合と、新たな投資が不要となるため安定的な利益が確保できる場合がある。
【関連】製品ライフサイクル、製品開発段階、発売段階、成長段階、衰退段階
【英】industrial product
生産財とは他の製品を作り出したり、ある業務を遂行する目的で購入する製品のことをいう。
【関連】消費財、BtoB、新規購買、生産財、単純反復購買、修正再購買、システム購買、ユーザー、ゲートキーパー、インフルエンサー、決定者、購買中心点
【英】product levels
製品レベルとは製品やサービスが持つベネフィットをいくつかの段階に分解したもののことをいう。製品の価値はこれらが複合して作りだされる。
【関連】コア・ベネフィット・レベル、一般製品レベル、期待製品レベル、拡張製品レベル、潜在製品レベル
【英】World Intellectual Property Organization
WIPOの項参照。
【英】preference reversal
選好の逆転とは、人の思考や好みが状況や文脈によって左右されることをいう。
【関連】文脈
【英】product development
製品開発とは、製品-市場拡大グリッドにおける新規製品×既存市場のグリッドで売上を伸ばすことをいう。
【関連】製品-市場拡大グリッド、市場開発、市場浸透、製品開発、多角化、ブランド拡張、レバレッジ化、レバレッジ効果、ライン拡張、カテゴリー拡張
【英】descriptor
説明ブランドとはディスクリプターのことをいう。ディスクリプターの項参照。
【関連】傘ブランド、ブランド・ポートフォリオ、ブランド体系
【英】specialty product
専門品とは固有のブランド・アイデンティティを持ち、消費者が特別の好意を抱く商品のことをいう。購入頻度が低く価格が高い商品が多い。
【英】potential product level
潜在製品レベルとは製品レベルのうち将来的な機能やベネフィットのことをいう。エアコンにおける部屋のどの場所にいる人でも快適になる機能など。
【関連】製品レベル、コア・ベネフィット・レベル、一般製品レベル、期待製品レベル、拡張製品レベル
【英】the committed
積極ロイヤルとはロイヤルティ・セグメンテーションにおいて他のブランドより多く支払ってもそのブランドを利用しようとする人々のセグメントのことをいう。
【関連】ブランド・ロイヤルティ、ロイヤルティ・セグメンテーション、非顧客、価格ロイヤル、消極ロイヤル、複数ロイヤル、ロイヤルティのピラミッド
【英】strategic brand
戦略ブランドとは、メガ・ブランドやリンチピン・ブランドなど、企業にとって戦略的重要性の高いブランドのことをいう。
【関連】キャッシュ・カウ・ブランド、リンチピン・ブランド、ブランド・ポートフォリオ、メガ・ブランド
【英】product-brand context
製品-市場間文脈とは製品と市場との関係を規定するさまざまな背景のことをいう。
【関連】文脈、コンテクスト・マーケティング、ブランド体系
【英】select shop
セレクトショップとは特定のブランドに限定せず複数のブランドを仕入れることにより趣味性の高い品揃えを実現したアパレルの専門店のことをいう。
【関連】SPA
【英】centerfee
センターフィーとはメーカーや卸売業者などが納入先の流通業者の配送センターを利用する際に支払う使用料のことをいう。
【英】product concept test
製品コンセプト・テストとは新商品を市場に投入するに先んじて消費者モニターの反応などによって製品コンセプトの妥当性を検証することをいう。
【関連】製品戦略、製品ポジショニング、テスト・マーケティング、マーケティング・リサーチ
【英】uniform-delivered pricing
全国統一価格設定とは地理的価格設定の一種で全国で統一的な価格を設定することをいう。
【関連】地域別価格設定
【英】advertisement, promotion
宣伝とは製品の便益を多くの人に理解させるために広く情報を伝えることをいう。
【関連】広告
【英】committed buyer
絶対的支持層とはロイヤルティのピラミッドにおいて最上位に位置し、特定のブランドに対して強い思い入れがあり、自分とそのブランドを同一化したり、自分のアイデンティティとしてそのブランドを使用する顧客のことをいう。