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Brand Strategy journal ブランド戦略通信

実践!ブランド戦略

第45回:これからのサイトリニューアルのあり方とは

Q これからの企業Webサイトのリニューアルにはどのようなことが求められますか。
A ユーザーからの客観的な評価を科学的に分析することがますます重要になります。

かつて、企業がWebサイトというメディアを使い出してそれほど年月を経ていなかった時代には、企業Webサイトに必要と考えられるような要素(情報や機能など)がまだまだ整備されていないことが少なからずありました。その後、次々と新しいWeb関連技術が出てきたり、あるいはアクセシビリティの標準への対応に迫られたり、といった環境変化がありました。これらはこれまでリニューアルを行う重要な契機となっていたと考えられます。

しかしながら、今後は上記のような理由で大規模なリニューアルを行う機会は次第に減っていくものと思われます。

それに伴い、従来広く行われてきた、Webサイトに求められている要素が完備されているかという観点から、チェックリストに基づいてサイトを評価するという手法は、次第に効果的でなくなっていくことが考えられます。

そこで、改めて企業のWebサイトは何のためにあるのか、という原点に戻ってみる必要があります。このことを突き詰めて考えれば、ECを主要なビジネスとしている一部の企業を除き、企業Webサイトの最も重要な役割はブランド構築にある、と考えられます。したがって、Webサイトの価値を測る場合には、そのWebサイトが企業のブランド価値向上にどれだけ寄与しているか、を尺度にすべきでしょう。

これを言い換えると、自社のWebサイトが、外部のステークホルダーの目にどのように映っているのか、を最も重要な基準としてWebサイトの評価を行うべきである、ということになります。

今後はこのように、サイトリニューアルに対しては、ステークホルダーからの評価をさまざまな視点から科学的に分析し、自社のブランド価値を高めるために必要な要素を抽出していく、というスタンスがますます求められていくものと考えられます。

【榛沢明浩】

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