年賀状を自宅で作成される場合、どんなデザインにするかインターネットで検索されることも多いと思います。年賀状のデザインについては多くのページが存在しますが、プリンタ会社も年賀状のための特設サイトを設置しています。「年賀状」というキーワードで検索されるURLうち、プリンタ会社のサイトはどのくらい見られているのでしょうか。
視聴率測定システム「Reach Next」を使用し、キーワード「年賀状」で検索されるURLの視聴率を調べてみました。
視聴率調査概要
- 調査目的:キーワード「年賀状」で検索されるURLの視聴率を調べる
- 調査期間:2013年11月1日~2013年11月28日
- 調査方法:キーワードを「年賀状」にしたテーマ視聴率
調査結果
「年賀状」で検索されたURLのうちプリンタ会社3社の視聴率がどのくらいなのか、検索されたURL全体の視聴率での割合を示したのが下のグラフです。
年賀状のデザインをはじめとして多くの年賀状関連のページがある中で、エプソン、キヤノンは10%弱、ブラザーは5%強の視聴率を集めているということは、特設サイトが効果を発揮しているということができるでしょう。
上記で視聴率の対象となったページは「年賀状」で検索されたURLですが、実際の各社のページはどのようなキーワードで検索後、そのページにアクセスされたのでしょうか。各プリンタ会社の対象ページについて、検索キーワードを見てみましょう。
エプソンの対象URLを閲覧した時の検索キーワード
キーワード | 流入率 |
---|---|
エプソン 年賀状 | 32.4% |
年賀状 2014 無料 | 9.5% |
年賀状 2014 | 5.4% |
epusonn | 4.1% |
年賀状 2014 無料 イラスト エプソン | 4.1% |
エプソン年賀状イラスト無料 | 2.7% |
無料年賀状 2014 | 2.7% |
年賀状 無料 | 2.7% |
その他 | 36.5% |
キヤノンの対象URLを閲覧した時の検索キーワード
キーワード | 流入率 |
---|---|
キャノンクリエイティブパーク | 10.2% |
キャノン 年賀状 | 7.0% |
キャノンおたすけ | 7.0% |
canon 年賀状 | 6.3% |
年賀状 | 5.5% |
キャノン 年賀状 2014 無料 イラスト | 4.7% |
キヤノン | 3.9% |
年賀状 2014 無料 キャノン | 3.9% |
年賀状 イラスト 無料 | 3.1% |
canon 2014年賀状 | 2.3% |
canon喪中はがき 無料 | 2.3% |
年賀状 2014 無料 イラスト キャノン | 2.3% |
年賀状 イラスト | 2.3% |
無料イラスト年賀状 | 2.3% |
その他 | 36.7% |
ブラザーの対象URLを閲覧した時の検索キーワード
キーワード | 流入率 |
---|---|
年賀状 2014 無料 | 24.2% |
2014 年賀状 無料 テンプレート | 6.5% |
2014 年賀状 無料 | 4.8% |
年賀状 無料 | 4.8% |
年賀 イラスト 無料 | 3.2% |
年賀 ポスター 無料 | 3.2% |
年賀状 2014 | 3.2% |
年賀状 2014 無料 テンプレート | 3.2% |
年賀状の素材 年賀状素材 無料 | 3.2% |
無料年賀状 2014 | 3.2% |
無料年賀状素材 | 3.2% |
その他 | 37.1% |
上記の結果から、プリンタ会社のページに「年賀状」という単一キーワードで流入していることはあまりなく、複数の言葉を組み合わせたキーワードで検索をしていることがわかります。
特徴的なのはエプソンやキヤノンは会社名が入って検索されていることが多いのに対し、ブラザーは社名で検索されていないことがわかります。ブラザーの社名が入っているのはブラザーのページに流入したキーワード全体の2%弱でした。エプソンでは、社名や製品名が入っていたのはエプソンのページに流入したキーワード全体の約70%、キヤノンは約77%でした。ちなみにキヤノンは「キヤノン」ではなく、「キャノン」のほうがたくさん使われています。
エプソンやキヤノンは、どちらも「社名+関連するキーワード」によって流入しています。エプソンは「エプソン年賀状特集」、キヤノンは「キャノンクリエイティブパーク」の中にある「年賀状作成おたすけサイト」という年賀状関連の特設サイトがありますが、エプソンのほうが大きなキーワード、キヤノンはサイト名といったより絞り込まれたキーワードが使われています。これに対し、ブラザーは直接会社名で検索されることは少なく、「無料」というキーワードからの流入が多いことがわかります。
このように視聴率と流入キーワードから視聴者が企業の活動に対し、どのような認識を持ちWeb上で行動しているのかが見えてきます。リーチネクストを使用して、他社サイトの施策に対して視聴者がどのような認識をしているのか調べることで、自社の戦略の改善につなげてみるのはいかがでしょか。
*注:Reach Nextは任意のキーワードによる検索結果、任意に設定したURLの視聴率を調べるシステムのため、設定したキーワード、URL、また調査期間によって結果が異なります。このコラムはあくまでも弊社が設定した調査の結果に基づくものであることをご了承ください。
参考
- ネット視聴率測定システム「Reach Next」の詳細はこちら