まずは製品が思い浮かびます。それ以外に、どのようなものが挙げられるでしょうか。 | |
サービスなどの無形のものを始め、広範囲のものがブランド化の対象となります。 |
【図1】ブランド化の対象
出所:榛沢明浩「図解ブランドマネジメント」東洋経済
ブランド化の対象となるものは実に多岐にわたります。およそ固有名詞をつけることができるものはブランド化できると考えられます。
代表的なものとして、サービスなどの無形のものがあります。たとえば、ANAやJALのようなブランドはそれぞれの企業を表すブランドですが、同時にその会社のサービスの品質を保証するブランドとして用いられています。商標法でも、サービスマークも製品に使用される商標と同様に、商標として登録できます。インターネット関連事業者のブランドはほとんどサービスのブランドといってよいのではないかと思われます。
スポーツ団体やNGOなどの組織や芸能人などの人物もブランド化の対象といえます。
著名な産地、観光地などもブランド化の対象となります。ボルドーを始めとするフランスのワインの産地は世界的なブランドとなっています。
日本でも最近は地域ブランドに注目が集まっています。仮に地域の名称がブランド化されれば、相乗りできる地場産業が少なくないため、地域振興の効果が期待できます。
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