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Brand Strategy journal ブランド戦略通信

実践!ブランド戦略

第3回: Webブランド戦略

Q 当社はWebサイトでは商品を販売していないのですが、Webサイトの間接売上効果とはどのようなものでしょうか。
A 消費者がWebサイトから情報を得てWebサイト以外での購入に結びついた効果です。

消費者はカタログ、テレビのCF、友人・知人からのクチコミ、店頭で実際に見て、自分の過去の経験、など色々な情報に基づいて商品の購買を決定しています。最近ではこれらに加えWebサイトが有力な情報源となっています。

消費者が購買決定をするために参考にした情報源の中でWebサイトの占めるウエイトを把握することができれば、総売上高うち、どれだけの割合がWebサイトによって影響を受けたものかを知ることができます。

そのもとになる情報は消費者調査によって得ることができます。

調査では、それぞれの消費者が参考にした情報のうち、Webサイトから得られた情報の割合を調べます。もちろん、このような調査で何%の購買決定情報はWebサイトから得ているということがわかっても、それだけでは十分ではありません。

さらに、消費者全体のうちどれだけの割合の人がWebサイトを閲覧しているかを調べる必要があります。

こうして、購入プロセスの中でのWebの利用状況を把握することによって、Webサイトで直接売れたものだけでなく、間接的にどれだけ売上に寄与したかを知ることができます。(図1)

こうして得られるWebでの商品購入率は、同じ業界であれば大体似たような値になることが多いようです。

結果は指数で出すだけでなく、いくらの金額の売上高あるいは粗利益の源泉となったか、という金額で表すこともできます。

弊社のWeb Equityでは、基本的にこのような考え方に基づいて間接売上効果に基づく価値を算出しています。

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