ブランド戦略通信 │トライベック・ブランド戦略研究所

実践!ブランド戦略

第133回:二番じゃだめなんです! – 一番手の法則 –

Q ブランド構築の要諦を一つだけ挙げるとしたら何を選びますか。
A 一番手の法則を挙げたいと思います。

世界で初めて大西洋無着陸横断飛行に成功したのは誰でしょうか。

ご存知、チャールズ・リンドバーグですね。

では二番目は誰でしょう。

その方は、パイロットとしての腕前はリンドバーグより上ともいわれ、またリンドバーグの成功からそれほど日数を経ずに成功したにも関わらず、ほとんど知られていません。

このように、たとえわずかな差であっても、一番手は二番手以下をはるかに上回る知名度その他のメリットを享受することがあります。

しかし、業界シェアトップは1社だけの栄誉であるように、誰もが1番になることは難しいように見えます。

ここで注目されるのは、女性で初めて大西洋無着陸横断飛行に成功したアメリア・イアハートです。彼女は日本ではあまり知られていませんが、米国では非常に高い知名度を誇ります。

このように、全体ではトップシェア企業にはかなわないが、ここだけは他に負けないという分野がどの企業にもあるはずです。そのような分野を見出し、重点的に訴求していけば、強いブランドを構築するための有力な足掛かりが得られます。

たとえば、全国区での知名度は高くないが、地元では圧倒的な知名度を持つブランドは意外に数多くあるものです。

このように、一番手の法則を徹底的に追及することを最重要課題に置くことはブランド構築においてきわめて有効な戦略であることが少なくありません。

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