下記のグラフは、購入したメーカーブランドの検討段階別に購入時の参考情報を表したものである。ノートパソコンでは、早い段階から(最初から)検討した人は他の段階の人に比べてメーカーのホームページ(HP)を参考にし、遅い段階(購入直前)になると店頭での商品閲覧を参考にする傾向が見られた。
薄型テレビでは、早い段階から実際に購入していたメーカーを検討対象としていた人は他の人と比べ、TVのほかメーカーのHPを参考とする傾向が見られた。逆に、遅い段階でメーカーを決定した人は店員の説明を参考にする傾向が見られた。このことから、「メーカーのHP」と「TV」は早い段階からブランドを検討させる媒体としては有効であると考えられる。
同様の傾向は薄型テレビ以外の商品でも見られる。このように、デジタル家電では、自社ブランドをできるだけ早い段階から検討してもらうための媒体として、自社のHPが極めて有効であることが示された。