コンセプト
現在メディアで取り上げられている各種のブランド評価ランキングは、認知度に結果が大きく左右されるものとなっています。そのため、広告がブランド力を大きく左右しているように見えます。しかし、実際には広告だけでブランドが作られることはありません。むしろ、真に強固なブランドを作るのは顧客と企業との共体験です。
顧客とのあらゆる接点を見直し、ブランドの価値が伝達されるよう、会社の仕組みを再構築します。
そのためには、以下のような取り組みが必要となります。
- ブランドとして伝達すべき価値を明確に定義する。
- ブランドの価値を伝える上で重視すべき顧客接点を明確化する。
- 顧客接点とその現状を把握する。
- あらゆる重要な顧客接点を、顧客とのブランド価値の共体験の視点で見直す。
- 顧客との直接の接点となる社員とはもちろん、それを支援するすべて社員とのブランドの価値観を共有する。
- 成果を共有し、戦略の妥当性の検証および軌道修正を行うため、評価の仕組みを導入する。
社内−顧客接点−顧客
顧客とブランドの価値を共有し、ブランド価値を伝達できるよう、顧客接点のあるべき姿、現状、改善の方向性を一つひとつ検討します(【図1】)。
【図1】顧客接点の経営
期待される成果
- 顧客が企業から受け取るブランドのメッセージが一貫したものとなります。
- 自社と顧客との結びつきが強固となり、ブランドのピラミッドが望ましい姿となります(【図2】)。
- 売上が安定し、収益性が向上します。