調査結果(部分)のご紹介 |
右の表は2004年9月に発表した有力企業252社の企業情報サイトを評価する調査の結果です。(調査実施時期は2004年7月、回収数1万2953通)。
この調査の結果、企業情報サイトの中で、最も消費者から評価されたのはキリンビールとなりました。2位はトヨタ自動車、3位は日産自動車。ちなみに業種別平均で比較してみたところ、最も評価が高かったのは食品・飲料業界で、逆に最も評価が低かったのは金融業界でした。
また、回答者に「企業情報を必要としているか」という設問では、企業情報サイトが業務や生活で「毎日必要不可欠」と「ときどき必要になる」と答えた人で約3割。「たまに必要になる」人をあわせると7割以上の人が企業情報サイトを必要にしていることがわかりました。
しかも、56%の人は企業情報をWebサイトから入手していると答えており、この割合は新聞や雑誌、テレビとほぼ同じ割合。つまり企業情報に関してはWebサイトが重要なメディアであることがわかります。
企業情報サイトのブランドへの効果
企業情報サイトが企業の好感度や信頼度などの企業ブランドを高めるのにどれくらい貢献しているかを測定してみたところ、252社平均では企業情報サイトを見ていない人による好感度が17.4%であるのに対して、見てもらった人による好感度は25.5%へと8.1ポイント(1.46倍)も高まっていました(右上グラフ参照)。また、その企業に対する信頼度は見ていない人の23.9%に対して、見てもらった人が30.4%へと6.5ポイント(1.27倍)高まっていました(右図参照) 。このことから、企業情報サイトは好感度や信頼度などの企業ブランドを高めるのに効果があることが明らかになりました。
ちなみに、「自分で購入したい」という意欲は、企業情報サイトを見ていない人による35.1%から、見てもらった人は38.6%へと1.5ポイント(約1.1倍)高まっており、好感度や信頼度ほどではありませんが、商品の個人購入(商品の売り上げ)に対しても効果があることがわかりました。
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