コンセプト
多くの企業で商品名称が乱立する状況が見られます。
しかし、多くの場合多くは実際には単なるペットネームや販促ワードにとどまり、ブランドといえるレベルのものは数えるほどに過ぎません。
これらの区別が明確に意識されず、何らかの言葉がついた製品・サービスがブランドと漠然と捉えられていることが少なくありません。
社外のみならず社内とのコミュニケーション能力が発揮できるよう、既存の個別製品・サービスにとらわれず新たなブランド体系を構築します。
アプローチ
(1)階層化
ブランドの強さに基づき、ブランド(ないしはブランド的にみえるもの)を階層化します。
たとえば以下の5段階にレベル分けします。
- パワーブランド
多くの人がその名称や商品を認識し、コーポレートブランドとのシナジー効果を発揮する存在 - ブランド
多くの人がその名称や商品を認識する存在 - シリーズネーム、キャンペーンネーム
派生する商品を継続して持ち、連続性がある名称 - 単品、ペットネーム
その商品単独に付けられた名称や愛称 - 販促ワード、スペックワード
販売時点に使用されるP0Pや技術などを表す用語
(2)体系化
VIの観点から、名称だけでなく視覚的要素も含めて体系化されているかどうかを明確化します。
将来にわたるブランドの継続性、発展性、拡張性を最大化するためのブランドの体系化を行います。
【図1】多くの会社で見られる状態 |
【図2】望ましい状態 |
期待されるアウトプット
プロジェクトの成果として以下のようなアウトプットを生み出します。
- ブランドのポジショニングの見直し
- ビジネス上のポジショニングの再検討
- ブランド戦略上のポジショニングとの整合性の再検討
- ビジネス戦略に則ったブランド戦略の構築
- ビジネス支援のためのブランド戦略の構築
- ブランディング軸の設定
- 既存ブランドの整理、新規ブランドのデザイン
- ブランドの立ち上げ支援
- ブランディング支援システムの構築
- 社内のルール作り
- ブランドマニュアルの作成
- インターナルブランディングの支援