最も多いのは「製品の使い方を調べる」と「購入の参考にする」
グラフはサポートサイトを利用した人に対してその利用目的を尋ねた結果である。
前回調査同様、最も多いのは「製品の使い方を調べる」(29.2%)、次いで「購入の参考にする」(26.1%)となり、それ以下の順位も同じ結果となった。各回答の割合も前回調査とほほ変わらないことから、この1年でサポートサイトに求められることへの変化はなかったといえる。
4つのクラスター
サポートサイトの利用目的を因子分析にかけたところ、二つの因子が抽出された。
因子1は「購入の参考にする」や「製品の原材料や製法について知る」などの因子負荷量が大きく、製品の原材料や製法の調査や、購入の参考などに関わる因子である。
因子2は「トラブル・故障の解決」や「製品の使い方を調べる」などの因子負荷量が大きく、製品の故障や使い方についての疑問などに関わる因子である。
これら2つの因子を用いて各製品・サービスの因子得点を算出した。
因子1の因子得点が高い製品・サービスとしては「化粧品通販・健康食品通販」や「化粧品・トイレタリー」などが挙げられる。
一方、因子2の因子得点が高い製品・サービスとしては「パソコン」や「オフィス機器」などが挙げられる。
さらに因子分析に基づいて各製品・サービスのクラスター分析を行った。
その結果、今回調査した17の製品・サービスは4つのクラスターに分類できることがわかった。各クラスターに含まれる分野と呼び名(含めれる分野からつけたクラスター名称)
クラスター1
分野:「食品・飲料」、「化粧品・トイレタリー」、「化粧品通販・健康食品通販」
呼び名:「日用品」
クラスター2
分野:「クレジットカード」「銀行」「証券」「電力ガス」
呼び名:「金融・サービス」
クラスター3
分野:「携帯電話会社」、「通信教育」、「インターネット接続サービス」
呼び名:「通信・サービス」
クラスター4
分野:「ゲーム機・ゲームソフト」「デジタルカメラ」「プリンター・パソコン周辺機器(個人)」「家電製品」時計」「パソコン」「オフィス機器」
呼び名:「家電・PC周辺」
因子分析およびそれによるクラスター分析は、ユーザがサポートサイトを利用する目的によって製品・サービス分野が大まかに分類できることを示している。
このように、製品・サービスによってサポートサイト利用目的を大きく特徴づけることができる。
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