Webサイト価値ランキング1位ANA、2位JALはいずれもECサイトである。航空券をWebサイトで直接、消費者に販売している。
そして、3位トヨタ自動車もWebサイト価値の大きな部分は売上価値が占めている。しかし、トヨタ自動車の商品をオンラインで購入することは基本的にできない(一部のアクセサリーなどは除く)。
それにも関わらず、同社が上位に位置するのはなぜか。
自動車の購入の一つのパターンとして、テレビCMで新車が出たことを知り、興味があればメーカーのウェブサイトでさらに内容を詳しく調べ、購入を検討したい心境になったらカタログを請求するかディーラーの店頭に行って実車を見て、さらに購入に傾けば見積をもらい、契約するという流れがある。
このように、Webサイトを見て購買意欲が促進され、ディーラーの店頭に足を運んでくれれば、それは立派な売上貢献と見ることができるのである。
しかし、アクセスログを眺めているだけではそのユーザーが果たして最終的に商品を購入したかを知ることは困難である。
オフラインでの行動も含む消費者の購買活動を知るには、各社の商品の購入に至るまでのウェブサイトの利用状況について消費者に尋ねることが必要になる。
Web Equityでは大規模な消費者アンケートを行うことにより、各社のユーザーの購買行動を把握している。もちろん、各社が単独で調査を実施することも可能だが、Web Equityには多くの企業が相乗りをすることによって効率よく調査することができ、統一的な尺度で結果を出すことができるというメリットがある。