【図1】業界別アクセス経験 一般消費者に占めるアクセス経験者の割合
右図は各業界サイトへのアクセス経験の割合を示したものである。アクセス経験では、自動車業界が最も高く25.3%、次いで情報・通信業界が23.7%、運輸・レジャー業界が23.4%という結果。
自動車業界は製品自体の購入機会が他消費財と比較し少ないにも関わらずアクセス経験は全業界中でトップとなった。自動車は実用的であるとともに嗜好性も高い製品であるため、製品情報に関心の高い消費者が多く、また、企業側も継続的にユーザーの興味を喚起できるよう努力をしているためであると思われる。
情報・通信業界では、NTTドコモやauといった携帯電話企業が上位に来ている。携帯電話は、端末のモデルチェンジや、サービスの多様化が目まぐるしく、一般消費者にとって注目度の高い業界である。今や生活必需品となりつつある携帯電話への情報ニーズの高さが垣間見える結果とも言える。また、各社とも、会員登録しログインすれば使用料金の確認や、料金プラン等の設定が簡単に変更できるなどのサービスを行っており、そういったサービスの利用を目的として来訪するユーザーも多いと推測される。
運輸・レジャー業界は、インターネットを通してのチケット購入時や、宅配サービス全般(集荷から配達状況の確認など)時のアクセスが、高いアクセス経験に結びついているものと考えられる。
※グラフは各業界の1サイト当たりの平均値。
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