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Brand Strategy journal ブランド戦略通信

BtoBサイト調査結果分析2016

第2回:回答者属性に見る本調査の特徴

本調査の回答者のプロフィールは、性別は男性が82.0%、年齢は25~34歳、35~44歳、45~54歳、55歳以上がそれぞれ25%と各年代均等になっている。男女の比率はBtoBユーザーの実態を反映したものとなっているが、年代は必ずしもそうではない。これは調査の際に回答者の年齢構成がおおむね均等になるようにしているためである。職種は「経営・事務・営業職」が47.3%、「研究・技術・専門職」が39.1%、「サポートほか」が13.6%となっている。ただし、これはあくまで全体平均であり、たとえば電子部品のユーザーは技術系の人が多いなど、製品・サービス分野によって割合は大きく異なっている。

企業規模では1~100人未満の企業に勤務する人が多く、約半数(45.2%)を占める。また、100~1000未満の中堅企業(27.5%)と1000人以上の大企業(27.3%)がおおむね4分の1ずつを占めている。この構成比は日本における企業規模別就業人口に沿ったものとなっている。

回答者が昨年1年間に業務で購入に関与した金額を見ると、金額が小さくなるほど構成比が大きくなる傾向がみられ、100万円未満が46.6%と最も大きな割合を占めている。【図表1】

100万円未満46.6%、1000万円未満24.7%、1億円未満13.6%、10億円未満6.8%、10億円以上8.2%

一方、1億円以上(10億円以上を含む)の購入に関与した人が15.0%、さらに10億円以上の購入に関与した人が8.2%と、きわめて多額の購入に関与している人が無視できない割合で存在する。このように、BtoBサイトは、アクセスこそBtoCのように多くないかもしれないが、たった一つのアクセスが億単位の取引のきっかけになる可能性を秘めており、企業が積極的に取り組む意義は決して小さくないものと考えられる。

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