グラフはBtoBユーザーがBtoBサイトにアクセスするために使用するデバイスを示したものである。(図1)
もっとも多いのは社内の机の上で利用するパソコン(PC)で、ついで持ち歩いて利用するタイプのPCである。これらを併せて全体の90%を占める。
スマートフォン(6.8%)、タブレット端末(2.5%)の占める割合は小さい。
最近、BtoBサイトにおいても「スマホファースト」が主張されることが多いが、このデータを見る限りBtoBでは必ずしも当てはまらないようである。
もっとも、製品・サービス分野によってスマートフォン利用者比率は異なる。図2は製品・サービス分野別に、利用デバイスのうち据え置きで使用するPC、またはスマートフォンを選択した人を抽出したものである。なお、図1は単一回答だが、図2は複数回答の結果である。
この結果を見ると、「通信・ネットワーク」、「金融・保険」のように非常にスマートフォン利用者の割合が高い製品・サービス分野がある一方、「計測機器」のようにスマートフォン利用者の割合が小さい業界もあることがわかる。
しかし、もう一つ重要なことは、PCの利用者の割合はどの業界でも80%を超え、あまり変わらないことである。スマートフォン利用者の割合は製品・サービス分野によって異なるが、どの分野においてもPC利用者の割合より小さい。
このことから、どの業界も、主なデバイスはPCで、スマートフォンの利用は補助的なものであることがわかる。
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