グラフはBtoBサイトユーザーに対して「どのような機能やコンテンツ等を望むか」を尋ねた結果を示している。
※回答者の割合、複数回答
他を大きく引き離して多いのは「価格の確認」(51.3%)である。
しかし、標準価格を持つ製品は別として、これは多くの企業にとって非常にハードルが高いことかもしれない。
そのため多くの企業は「どうせできない」と反応するが、だからといって何もしないということではなく、直接的な対応は困難であったとしても、価格への問い合わせ対応を個別に設けるなどして「できることをする」という企業もある。
次いで要望が多いのは「見積シミュレーション」である。ニーズが高い背景は「価格の確認」と同じであろう。
これに続いて「在庫・納期の確認」「商品の購入」に対するニーズが高い。
このように、ユーザーのニーズは製品の購入までを円滑に行える機能やコンテンツを求めているのである。
一方、「スマートフォンへの対応」を要望するユーザーはほとんどいない。
昨今、BtoBサイトにおいてもスマートフォン重視の主張が見られる。
確かに利用デバイスに占めるスマートフォンの割合は増えているようだが、それがそのままスマートフォン対応に対するユーザーニーズの高まりを示すものとは必ずしもいえないようである。