BtoBサイトの売上貢献度を示す重要指標は「サイト効果」である。
サイト効果は売上高のうち、何らかのサイトの影響があったと考えられるものの割合を示す。
サイト効果はサイト利用率とサイト関与率によって計算される。すなわち、
サイト効果(%)=サイト利用率(%)×サイト関与率(%)÷100
ここで、
サイト利用率(%)=購入検討状況のアクセス者/購入者×100
サイト関与率(%)=ウェブサイトから得た購入に必要な情報/購入者が購入検討時に参考にした情報×100
である。
2009年から2010年にかけてのBtoBのサイト効果平均は33.2%から33.8%への微増であった (図1)。
BtoBのサイト効果はBtoCサイトより4倍近く高い。また、ここ3年間の動向を見ると、BtoCサイトのサイト効果は年によって上下しているのに対し、BtoBのサイト効果は一貫して増加している。(図2)
この、サイト効果を用いることによって、各社のサイトがどれだけの売上に関与したかを売上価値として計算することができる。
算出される結果はウェブサイト経由の売上ではないが、相当する金額がウェブサイトによって何らかの影響を受けていることを示すものとして、経営者がBtoBサイトの重要性を認識するためのインパクトのある数字となる。