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Brand Strategy journal ブランド戦略通信

Web Equity調査結果分析2016

第3回:掲載情報の有用度

最も評価が高かった情報は「商品選択の役に立った」

図1は公式サイト・公式アカウントの掲載情報について尋ねた結果である。「商品選択の役に立った」(28.9%)が最も高く、次いで「役立つ知識が得られた」(28.8%)という結果となった。商品・サービスの購入時に企業の公式サイト・公式アカウントの掲載情報を利用する場合、商品の選択の役に立つことは重要である。また、企業や商品・サービスに関連した役立つ知識がサイトから得られると、企業や商品・サービスへの信頼につながり、購入につながる可能性が高い。上位2つがほぼ評価が同じであるということはアクセス者にこの2つの項目が重要視されていることを示しており、企業としては注力していくべき項目といえる。

複数回答、回答者の割合,商品選択の役に立った 28.9%,役に立つ知識が得られた 28.8%,お得な情報が得られた 20.2%,楽しめた 16.0%

好感度が最も高いのは食品・飲料

図2は各掲載情報の有用度を合計して算出した掲載情報好感度について、業界ごとの平均を示したものである。最も掲載情報好感度が高かったのは「食品・飲料」(107.4Pt)、次いで「市販薬・健康機器」(107.0Pt)という結果となった。「食品・飲料」における先述の有用度は「商品選択の役に立った」が1位であることは同じだが、4つの項目の評価がほとんど変わらないという全体平均の結果とは少し異なる特徴がみられた。「食品・飲料」の公式サイト・公式アカウントにアクセスする人は「お得な情報が得られた」「楽しめた」への要望も高いということである。一方、「市販薬・健康機器」は各項目の有用度は図1とほとんど変わらない結果となった。「市販薬・健康機器」では「楽しめた」という情報はあまり期待されていないのは納得できるだろう。

掲載情報の好感度を上げることはアクセス数を増やすためには重要である。しかし、「お得な情報」や「楽しめた」など掲載情報の有用度については業界によって評価が異なるため、まずは自社のサイトに求められている情報のタイプとはどんなものであるかを確認し、それに合わせたサイトの改善、充実を図る必要があるであろう。

複数回答、回答者の割合,食料・飲料 107.4%,市販薬・健康機器 107.0%,住宅関連 103.3%,流通 102.9%,製品分野別 98.8%,化粧品・トイレタリー 97.2%,趣味・娯楽・その他 92.8%,エネルギー・素材 91.4%,運輸・レジャー 90.9%,自転車・バイク 89.6%,電子・電機 89.0%,金融 76.2%,情報・通信 75.3%

参考

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