BtoBサイトユーザーのアクセス目的を、購買プロセスに沿って分類した。
まず、大きく購入前のアクセスか、購入後のアクセスかを区分した。
さらに、購入前については、購入前の比較的早い段階を「企画の立案」、遅い段階を「導入の参考」として区別した。
その結果、多くのアクセスは「導入の参考」時が最も多いことがわかった(図1)。また、前年も同様の傾向だった。
※アクセス者に占める割合%、複数回答
このように、BtoBサイトは顧客企業の購買活動と密接に関係し、そのニーズを満たすことが最も重要である。
アクセス目的では、「導入の参考」に次いで「導入済み製品・サービスについて調べる」アクセスが多い。
購入してもらうことにもっぱら目が行き、購入後のユーザーニーズにあまり注意が向けられない企業もいるようである。
しかし、実はアクセス目的の中の主要なものの一つであることに加え、リピータを大切にすることはビジネスの基本である認識に立てば、対応は変わってくると思われる。
購入前の早期である「企画の立案」段階でのアクセスは相対的に少ない。ただし、この段階でアクセスを獲得することができれば、次の「導入の検討」段階が有利な展開になることが期待される。
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