BtoBサイトユーザーのアクセス目的を利用目的によって整理した。
2013 | 2012 | 差 | |
---|---|---|---|
製品の使い方を調べる | 36.6 | 36.8 | -0.2 |
事例について調べる | 30.9 | 26.3 | 4.6 |
マニュアルを見る | 16.6 | 17.6 | -1.0 |
周辺機器や消耗品について調べる | 14.9 | 16.0 | -1.1 |
トラブル・故障の解決方法を調べる | 11.7 | 12.8 | -1.0 |
サポート料金/サポート内容を調べる | 9.8 | 11.1 | -1.3 |
問合せ先(TEL/メール)を調べる | 8.7 | 10.2 | -1.5 |
FAQを見て問題を解決する | 8.0 | 8.7 | -0.7 |
会員ページやマイページを見る | 3.5 | 3.6 | -0.1 |
いずれもない | 16.9 | 18.2 | -1.2 |
【表1】BtoBサイトユーザーのアクセス目的 -利用目的別(2012-13年)
※アクセス者に占める割合%, 複数回答
最も多いのは「製品の使い方を調べる」である。
第3回で見たように、購入段階別に見たアクセス目的では「導入検討」段階と「購入後」段階が多いが、いずれの段階においても製品をどのように利用するかが重要なユーザーの関心事であることがわかる。
次いで、「事例について調べる」が多い。
これら二つの目的が30%を超え、他の目的を引き離して多い。
以下、周辺機器や消耗品について調べる」「トラブル・故障の解決方法を調べる」「サポート料金/サポート内容を調べる」「問合せ先(TEL/メール)を調べる」と続く。
そして、あいにく「FAQを調べる」は8%しかなく、FAQでユーザーに自己解決をしてもらうことは決して容易でないことが窺える。
「会員ページやマイページを見る」が3.5%で最も少ないが、これは会員ページを設置している企業が必ずしも多くないためである。一部の先進企業では非常に会員サービスが充実しており、活性化した会員を持っている。
昨年との比較では、「事例について調べる」が26.3%から30.9%へと増加している。このように、導入の参考にするための情報として事例の重要性が増している。しかし、ユーザーの改善要望について調べると、「事例が少ない」「内容が不十分」など、事例に関する不満が多く寄せられることが多い。ユーザーの業務目的に合致したBtoBサイトとなるために、多くの企業で事例の充実が求められているようである。
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