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BtoBサイト調査結果分析2008

BtoBサイト調査2008結果分析 第1回:業務上の情報源におけるWebサイトの位置付け

これから6回にわたって、「BtoBサイト調査2008」(調査の詳細はこちら)の結果分析の一部をご紹介していく。

本調査は16の製品・サービス分野ごとに、BtoBサイトがどれだけターゲットにリーチし、ニーズを充足し、購入の検討や問い合わせに至らしめたかという営業補完状況を明確化し、これによってBtoBサイトの事業貢献度を明らかにしようとするものである。

調査は2008年4月18日から5月2日にかけてインターネット上のアンケートによって行った。調査依頼数は実に80万人に及ぶ大規模な調査である。調査対象サイトは16製品・サービスに関わる264サイトである。

【図1】仕事上での製品・サービスの情報源


【図1】仕事上での製品・サービスの情報源

グラフはBtoBユーザーが製品・サービスの購入のために参照する情報源を示したものである(図1)。

最もよく利用するメディアは企業のWebサイトである。実に57.0%の人が利用している。

次いでよく利用するメディアはカタログ・パンフレットである。

利用者の割合は53.4%と、こちらもWebサイトに劣らず重要な位置づけを占めている。オンラインメディアに代替されるのではなく、まず企業Webサイトで情報収集し、併せてカタログ、パンフレットも参照するという並行的ないしは補完的利用がなされているものと推察される。

これらに次いで営業員・技術員の説明と専門サイト・業界サイトがほぼ同程度で重要な位置づけを占める。また、展示会の重要性も小さくない。

逆に、BtoCでは重要な位置づけを占めるテレビやニュースサイトのようなマス媒体の参照度合いはあまり大きくない。

研修やセミナーは頻度や対象人数の点から数としてはあまり大きなウエイトは占めるものではないのであろう。

【図2】アクセス方法


【図2】アクセス方法

アクセスの方法は「企業名を検索して」が最も多い(図2)。アクセスログの実態とややずれる場合があるが、これがユーザーの感覚である。

逆にキーワードや検索連動型広告の利用者は少ない。SEO対策の重要性を否定するわけではないが、まずは企業名と製品・サービスカテゴリーをユーザーにしっかりと結びつけてもらうためのコミュニケーションが重要であるといえよう。

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