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Brand Strategy journal ブランド戦略通信

Mobile Equity調査結果分析2010

第1回:モバイルサイトユーザーの行動プロセス(分析枠組み)

これから6回にわたって、「Mobile Equity 2010」調査結果の分析の一端を紹介したい。

本調査は18の業界における210の企業モバイルサイト(携帯端末向けサイト)における視聴動向を定点情報として観測し、モバイルサイトに求められる役割を明確化するとともに、閲覧時の商品認知やコンバージョンの視点からモバイルサイトの事業貢献度を明らかするために行ったものである。

調査は2010年7月9日から7月20日にかけてインターネットのアンケート調査によって行った。91,190人に対してアクセス率を調査し、さらに各社別に抽出した合計7,498人のユーザーに対して利用時の状況を詳しく調査した。

モバイルサイトの事業貢献度はアクセス時にユーザーが取った行動によって知ることができる。そこで、本調査では、次のような枠組みで分析を行った。

  • ユーザーのアクセスはどのような形(きっかけ、目的、場所、経路)で行われているか
  • アクセス時にユーザーはどんな行動を取っている(ないし商品認知をしている)か。
  • PCサイトとの関連性(モバイルサイトへのアクセスのきっかけとして、あるいはモバイルサイトアクセス後の行動として)はどうか。

これらを把握することによって、事業貢献度を明確化するとともに、より向上させるためにモバイルサイトとしてはどうすべきか、PCサイトとどのように連動ないし使い分けると効果的か、を明らかにした。

アクセスのきっかけ(自社サイトの告知、広告)、目的、場所、経路、アクセス時の行動(商品認知、他媒体との補完、ロイヤルティ強化、購入検討、問い合わせ、商品購入、サイトや商品について話題にする)

【図1】モバイルサイトユーザーの行動プロセスの分析枠組み

参考

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