グローバルサイト指数とトップページ評価の関係性を明らかにするため、グローバルサイト指数を従属変数とし、各コンテンツの評価を独立変数とする重回帰分析を行った。
その結果、グローバルサイト指数に対して最も影響度が高いトップページ評価の評価項目は「企業のイメージに合っている」であることがわかった。
![トップページ評価を独立変数、グローバルサイト指数を従属変数とした重回帰分析の標準偏回帰係数ベータ 「企業のイメージに合っている」:0.5041; 「事業内容がイメージできる」:0.2650; 「企業からのメッセージが伝わる」:0.2324;](https://japanbrand.jp/doc/wp-content/img/2016/11/globalc2016_6.jpg)
この結果は国内向けの「企業情報サイト調査」も同様であるが、グローバルサイト調査の方がよりこの項目のウエイトが高い結果となった。
この結果は国内向けの「企業情報サイト調査」も同様であるが、グローバルサイト調査の方がよりこの項目のウエイトが高い結果となった。
(企業情報サイト調査の結果はこちら)
次いで影響度の高い項目は「事業内容がイメージできる」だった。一方、「企業情報サイト調査」では2番目は「企業のメッセージが伝わる」で、「事業内容がイメージできる」(企業情報幸調査では「何を扱っている企業かわかりやすい」)は3番目だった。
これらの結果は、海外での知名度が関係している可能性があると思われる。
日本国内ではすでに知名度が高い企業であれば、何を扱っている企業か改めて説明する必要性はあまり大きくないであろう。これに対して、国内ほど知名度がない海外では、ユーザーにとって事業内容を含めそもそもどんな企業か知りたい、という情報ニーズはより高いものと考えられる。
このように、グローバルサイト運営にあたっては、国内ユーザーと海外ユーザーで知名度や企業イメージなど、前提となる条件が異なることに留意することが望ましいと考えられる。
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