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Brand Strategy journal ブランド戦略通信

グローバルサイト調査結果分析2016

第5回:グローバルサイトの評価を左右するコンテンツ

グローバルサイトランキングを向上させるにはどのようなコンテンツに注力すべきかを知るため、グローバルサイト指数を従属変数とし、各コンテンツの評価を独立変数とする重回帰分析を行った。

コンテンツ評価を独立変数、グローバルサイト指数を従属変数とした重回帰分析の標準偏回帰係数ベータ 会社案内:0.3766; 事業内容:0.2154; イノベーション:0.1797; 歴史・沿革:0.1639;

その結果、グローバルサイト指数に対して最も影響度が高いコンテンツは「会社案内」であることがわかった。

次いで影響度が高いコンテンツは「事業内容」であった。

これらのコンテンツはほとんどの企業に用意されているコンテンツではあるが、内容の充実度や表現の巧拙には大きな開きがある。

これらに続き、影響度が高いコンテンツとして「イノベーション」が挙げられる。

イノベーションに関する情報はハイテク業界で充実していることが多いと一般に想像されると思われるが、実際には必ずしもそうとは限らない。ハイテクでもイノベーション情報が貧弱だったり、ハイテク以外でも充実していたりすることが少なくない。ユーザーの期待値はそれなりに高いものがあるため、期待値と企業の提供物との間にギャップが生じやすいコンテンツであるといえる。

上記に続き影響度が高いコンテンツは「歴史・沿革」である。

このコンテンツは、単に年表式に企業の沿革を追っただけのものから、図表や場合によっては動画などを駆使したリッチなものまでかなり企業間格差が大きい。海外ユーザーには歴史好きがそれなりにいて、日ごろ親しみのない日本企業であっても歴史を通じて親しみがわく効果が期待できることから、充実させる価値は小さくないコンテンツであると考えられる。

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