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Brand Strategy journal ブランド戦略通信

企業情報サイト調査結果分析2015

第3回:コンテンツ別評価指数の分布

「会社案内」と「CSR・環境情報」が平均とばらつきが大きい

会社案内51~120Pt、ニュースリリース53~111Pt、技術45~119Pt、CSR・環境27~122Pt、IR33~113Pt、理念ビジョン22~115Pt

グラフ(図表1)は「CCサイト指数」を構成するコンテンツ別評価指数の業種別分布状況を示したものである。

一つひとつのプロットが一つの企業に対応している。

全体平均の位置が最も高いのは会社案内である。各コンテンツの中で、会社案内はもっとも自由度が高く、その会社の独自色が出せるものの一つといえる。その反面、従来から印刷物が存在する分野でもある。その結果、Webサイトも印刷物をそのまま焼きなおしたか、極端な場合はPDFをそのままアップしたようなケースもある。(当然、ユーザーの評価は低くなりやすい。) このように、企業の意欲の大小が反映された結果、スコアの企業間でのばらつきも比較的大きいコンテンツである。

CSR・環境も同様の性格を持つ。ユーザーの関心も高いため、力を入れる企業がある一方、まったく力の入らない企業もある。その結果、スコアの上下差は会社案内以上に激しい。

ニュースリリースやIR情報は比較的定型的な内容が多いため、会社案内やCSR・環境情報と比べてスコアの上下差は小さい。

とはいえ、これらは相対的にどちらかといえばばらつきが大きい、小さいというレベルであって、極端な違いがあるわけではない。したがって、会社案内とCSR・環境情報のスコアが非常によければ、他のコンテンツの評価が少々悪くてもランキング上位になるといったことはなかなか起こりにくい。基本的にはどのコンテンツにも適切に対応することが重要である。

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