投資家の閲覧率が高いが一様ではない
企業情報サイトユーザーを投資家と非投資家にわけ、それぞれ企業別コンテンツ別に閲覧経験者の割合を把握し、全社平均を出した結果を示した。
全体として投資家の方が非投資家より各コンテンツとも閲覧経験者の割合が高い。
特にIRでその傾向が強いのは、コンテンツの性質上、当然である。
しかし、IR以外のコンテンツもおおむね投資家の方がよく閲覧している。ここから、IR情報以外のコンテンツも投資家が閲覧するであろうことを念頭に置いて作成した方がよいことがわかる。また、投資家には見てもらいたいが狭義のIR情報の枠内に入れづらいコンテンツを企業情報の枠内で扱うことには一定の意義があると考えられる。
とはいえ、非投資家の中にもIR情報を閲覧している人がいる。さらに、CSR・環境情報や理念・ビジョンのように投資家と非投資家であまり違いが見られないコンテンツもある。
このように、企業情報の閲覧者には多様なプロフィールの人が含まれる。
この点を踏まえると、たとえば当企業がBtoB企業のようなスペシャリティの高い企業であっても、できるだけ多くの人がわかるような平易な内容のコンテンツを提供することがやはり望ましいと考えられる。
印刷する