グラフはBtoBユーザーがふだん、仕事で参考にしている情報源を示したものである(図1)。
![業務上の製品・サービスの情報源(2012年) 回答者の割合(複数回答,%),企業のWebサイト56.1,営業員・技術員の説明41.7,カタログ・パンフレット(紙媒体)40.8,業界サイトや専門サイト39.1,専門雑誌25.7,展示会20.6,テレビ・ラジオ20.8,ニュースサイト17.5,研修・セミナー16.7,カタログ・パンフレットWebからのダウンロード9.8,専門新聞8.6,その他7.4](https://japanbrand.jp/doc/wp-content/img/2012/09/cBB_2012_02_011.jpg)
【図1】 業務上の製品・サービスの情報源(2012年)
*回答者の割合(%)
企業のウェブサイトを利用すると答えた人の割合が最も高く、56.1%を占める。
次いで営業員・技術員、カタログ・パンフレット(紙媒体)、業界サイト・専門サイトがそれぞれおよそ40%を占める。これら3つの割合は非常に近い。
ただし、各情報源は排他的なものではないため、これだけでは営業を捨ててでもウェブサイトに力点を置くべきということはではいえない。
むしろ、購買プロセスのどの段階にあるかで利用する媒体が異なるものと見るべきであろう。
たとえば、購買プロセスの初期段階ではウェブサイトである程度の絞込みを行い、中期以降の段階で営業員・技術員に声をかけるといった具合である。
初期段階から利用され、かつ中期以降の段階でも利用されることが多いウェブサイトは、利用する人数の割合では最も大きなものとなる。
もちろん、利用者の多い媒体の重要性が高いことはいうまでもなく、この点からBtoBにおけるウェブサイトの重要性は十分理解できるであろう。
参考
![印刷する 印刷する](https://japanbrand.jp/doc/wp-content/plugins/wp-print/images/printer_famfamfam.gif)