ブランド戦略通信 │トライベック・ブランド戦略研究所

BtoBサイト調査結果分析2015

第6回:BtoBサイトの問題点

グラフはBtoBサイトユーザーに対して「当企業のBtoBサイトの問題点をご指摘ください。」という質問に対する回答である。数値が大きいほど、その項目を問題と感じるユーザーが多いことを示す。元々のデータは個別企業別だが、ここでは平均値を示す。

BtoBサイトの問題点、回答者の割合、複数回答、事例が少ない10.3%,情報の分類がわかりにくい9.6%,旧製品や代替品の情報が少ない9.0%,文章や用語が難しい8.9%,文字が小さい7.8%,障害に関する情報や対応方法がわからない7.5%,検索ツールの使い勝手が良くない6.3%,情報が古い1.5%

【図1】 BtoBサイトの問題点(2015)

最も不満に感じるユーザーが多かった点は「事例が少ない」である。

BtoBの製品・サービスには顧客向けにカスタマイズして提供されるものが多い。標準仕様だけでは自社の課題に応用できるかどうか、わからないことがある。こうしたギャップを埋めるために事例がきわめて重要である。

情報システムにおける「お客様事例」は典型的な事例コンテンツだが、こうしたコンテンツは顧客企業からの承認が不可欠で、公開にはそれなりにハードルがある。しかし、導入の背景や効果がわかるだけでなく、自社だけでなく顧客が登場するので信頼感にもつながるメリットがある。

ついで不満点として多いのは「情報の分類がわかりにくい」である。永遠のテーマともいえるが、事業内容の変化やウェブサイトを取り巻く環境の変化により、どうしても時間が経つにつれて以前からの情報構造に合わない部分が出てくることは避けられない。部分的な手直しでは対応困難な場合は大規模リニューアルで一気に解決する必要がある。

三番目に不満点として多いのは「旧製品や代替品の情報が少ない」である。この項目は過去には不満点のトップだったこともあり、「BtoBサイト調査」の調査分析においても繰り返しその重要性を訴えてきた事項である。以前のように不満点の最上位を占めることはなくなったものの、依然として上位にある。メーカーとしては旧製品より新製品情報を見て欲しいということかもしれないが、ユーザーからは根強いニーズがある。顧客の多くがリピーターである現状を踏まえると、この点にはもっと注意が払われて良いと考えられる。

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