グラフはBtoBユーザーが製品・サービスの購入のために参照する情報源の動向を示したものである(図1)。
企業のウェブサイトを利用すると答えた人の割合が最も高く、60.1%を占める。
次いで営業員・技術員、業界サイト・専門サイト、カタログ・パンフレット(紙媒体)がそれぞれおよそ40%を占める。これら3つの割合はほぼ同じである。
これらの数値を前回調査の結果と比べて見ると、企業のWebサイトは前回59.1%、今回60.1%、営業員・技術員の説明は前回40.1%、今回42.1%、業界サイト・専門サイトは前回39.3%、今回41.5%、カタログ・パンフレット(紙媒体)は前回42.8%、今回40.8%と、カタログ・パンフレットがやや低下したほかはいずれも顕著な変化は見られず実質的に横ばいといえる状況だった。
カタログ・パンフレットについてはここ数年きわめてゆるやかな減少傾向が見られるものの、依然として一定の地位を保ち、少なくともWebサイトがカタログ・パンフレットをすっかり代替してしまうような状況は現時点では見られない。Webサイトとカタログ・パンフレットはそれぞれの役割を持っていることがわかる。
なお、カタログ・パンフレットの依然として入手経路は営業員や販売店が最も多い(図2)。電子媒体のダウンロードは依然として20%を超える程度にとどまるものの、前回20.0%、今回22.8%と増加傾向にある。
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