ブランド戦略通信 │トライベック・ブランド戦略研究所

企業情報サイト調査結果分析2014

第4回:企業情報サイトの閲覧状況

IR情報と会社案内の閲覧が多い

前回のコラムでは企業情報サイトユーザーがもっとも重視する情報は会社案内であることを見た。

一方、「企業情報サイト調査」において回答者に占める閲覧者の割合が最も高いのは「IR情報」であり、会社案内は2番目だった。

 

会社案内20.0%,ニュース16.2%,リリース,技術・品質・安全11.5%,CSR・環境18.8%,IR情報25.8%,理念13.0%

【図1】回答者に占める過去1年以内の回答者の割合(全体平均、2014年)

これには、企業情報サイト調査では回答者に占める投資家の割合は3分の2を占め非常に高いことが関係している。彼らはIR情報だけでなく会社案内も閲覧するが、IR情報は投資家にとって常に気になる情報であるのに対し、会社案内の方は常に気になるというよりもしっかり理解したいタイミングでじっくり閲覧する情報という性格の違いがあるように思われる。また、IR情報は会社の決算発表だけでなく、IR関連ニュースなど、非常に更新頻度が高いものが含まれている。これに対し会社案内の更新頻度はIR情報ほど高くないことが多い。

これらの結果として一定期間で区切ったときにその中にIR情報のユーザーが含まれる割合が高くなりやすいものと考えられる。

一方、前回コラムの「重視する情報」では「経営理念」が2番目に回答者が多かった。これに対し、閲覧経験者の割合では「理念・ビジョン」が6コンテンツの中では最も少ない。これには、会社を理解するうえではきわめて重要なコンテンツであるとユーザーは認識しつつも、実際のコンテンツは堅くて興味がわきにくいページが多いことが関係していると考えられる。企業情報サイトの提供者としては、より理解しやすく充実したコンテンツを提供できれば、企業ブランドの向上に大きく貢献できる可能性がある分野ではないかと考えられる。

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