ブランド戦略通信 │トライベック・ブランド戦略研究所

企業情報サイト調査結果分析2009

第3回:ユーザーが重視する企業情報とは

基本情報として会社案内を重視

ユーザーに対して「あなたが重視する企業情報」を尋ねて得られる回答者の割合では、「会社案内」が77.6%となり、他のコンテンツを引き離して高い。

【図3】ユーザーが重視する企業情報とは

【図3】ユーザーが重視する企業情報とは

これは、企業情報の中でも会社案内が最も基本のコンテンツとしてユーザーに重視されていることの表れであると考えられる。

会社案内に次いで回答者の割合が高いコンテンツを順に並べると「IR」(53.8%)、「技術情報」(51.4%)、「品質」(50.1%)、「ニュースリリース/プレスリリース」(49.5%)となる。

IRからデザインに関する情報(18.4%)までは回答者の割合は徐々に下がり、最後の「キッズ」(9.5%)では急に少なくなる。これは企業情報サイトユーザーに専業主婦の割合が少ないことが反映されているものと考えられる。

重視されるコンテンツの6番目に「経営理念」が登場する。このコンテンツの閲覧者はそれほど多いわけではないが、何が重要かと尋ねると決まって閲覧者の割に上位に位置するものである。

ユーザーは意識の上では経営理念は非常に大切と考えているようだが、それと実際の行動との間にはギャップがある。多くの会社では経営理念のコンテンツは奥まったところに配置され、しかもあまり充実しているとはいえない現状が、意識と行動のギャップを生む一つの要因ではなかろうかと思われる。同様なものとして「技術」の情報がある。一部の企業では非常に充実したコンテンツを揃えているところがあるが、それはむしろ少数派で、技術力を標榜する会社であっても企業情報としての技術情報は非常に貧弱なケースが多いようである。

企業情報サイトのサイトを充実させる上でこれらの点を考慮することは非常に有益であると考えられる。

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