Webサイト価値の算出方法 | Web Equity2012 | ブランド戦略通信│トライベック・ブランド戦略研究所

Webサイト価値を総合指標として、商品の販売促進への貢献度（売上価値）と、情報発信によるブランドブランド向上への貢献度（情報価値）の２つの視点からWebサイトを評価する。

「Webサイト価値」とは、企業が運営するWebサイトがどれくらい事業活動に貢献しているのかを評価したものである。「Webサイト価値」は、商品の販売促進への貢献度である「売上価値」と、企業や商品の認知度やイメージ、好感度などのブランド向上への貢献度である「情報価値」とを合算したものとした。

「売上価値」とは、製品・サービスに対する企業Webサイトの売上貢献度を評価したものである。

売上価値の算出にあたっては、まず消費者が当該企業の製品・サービスを購入する際に利用した全情報量に占める当該企業Webサイトからの情報の割合（＝サイト効果）を把握する。

【図】サイト効果の把握方法

次に、1アクセスの価値の違いを考慮し、事業収益にサイト効果を掛けることにより売上価値を算出する。具体的には以下のような式の展開となる。

売上価値=利用者数×サイト関与率×販売単価

すなわち、

利用者数×サイト関与率×一人当たり収益

=(購入者数×利用者数/購入者数)×サイト関与率×収益/人

=(収益/人×購入者数)×(利用者数/購入者数)×サイト関与率

∝事業収益×(サイト利用率×サイト関与率)

=事業収益×サイト効果

ただし、

「情報価値」とは、Webサイトが企業や商品の認知度やイメージ、好感度などのブランド向上にどれくらい貢献しているのかを評価したものである。消費者のサイト閲覧に基づく「閲覧価値」と、サイト閲覧以外の様々な行動（例えば資料のダウンロード）に基づく「行動価値」から算出した。