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第1回:3つのアプローチ

Webサイト価値(Web Equity)とは、企業が運営するWebサイトの事業の貢献度を金額に換算したものである。その価値は3つのアプローチから成り立っている。

Web Equityの3つのアプローチ,Web Equity(Webサイト価値),1.閲覧価値,どのページをどれだけ閲覧しているか,ユーザーの閲覧ページの内容および閲覧数,2.行動価値,サイト上で実際にアクションを起こしたか,ウェブサイト上の行動(会員登録、資料請求など),3.売上価値,サイト上の情報が購入行動に影響したか,ウェブサイトの推定利用者数,サイト利用者に占める商品購入者割合

1つ目のアプローチは、企業のWebサイト(公式アカウント)のどのページがどれくらい閲覧されているかを評価する「閲覧価値」である。多くのページにアクセスしていることはもちろん、購入や商品への興味喚起につながるページにアクセスしていると価値が上がる。対象範囲は購入関連情報(商品情報・店舗情報・ECサイト)、ブランドサイト、ニュース・お知らせ、企業情報、お役立ち情報、お楽しみコンテンツ、キャンペーン情報、Q&A・サポートである。

2つ目のアプローチは、企業の公式サイト、公式アカウント、公式アプリ閲覧後にとった行動について評価する「行動価値」である。推定行動者数と行動別に設定されている単価から算出している。対象とした行動タイプは会員登録・メールマガジン、お知らせの閲読/ツイッター、フェイスブック、LINE、インスタグラムなどのフォロー/掲示板やブログ、SNS等で共有・投稿/アプリのインストール/キャンペーンに応募/資料を請求/見積もり、訪問を依頼/問い合わせ/店頭、ショールーム、展示場へ行った/ソフト・ドライバー 、取説、パンフをダウンロード/取引、契約内容の確認/住所変更など各種手続きや申し込みとなっている。

この「閲覧価値」と「行動価値」の総和によって求められるのが「情報価値」であり、Webサイトが企業や商品の認知や好感につながる貢献をしているかを評価している。

3つ目のアプローチは公式サイト、公式アカウント、公式アプリの情報が利用ユーザーの購買行動に影響したかを評価する「売上価値」である。公式サイト、公式アカウント、公式アプリの閲覧後に実際に購買行動を起こした推定購入者数と業種・業態別に設定している売上価値単価から算出している。

上記3つのアプローチにより評価されたものがWebサイト価値となる。

参考

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