ブランド戦略通信 │トライベック・ブランド戦略研究所

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第56回:1年間に使った金額(ファストフード・飲料)

昼食時、一歩外に出ると外食チェーン店やコンビニ、スーパーでみかける商品は至るところに出回っており、利用・購入する機会が非常に多いものです。これは住む地域が同一であれば年代、家族構成に関係なく目にする機会については同様、つまり誰でも手軽に利用できるものであると言えます。それでは、そのような商品に私たちは一年間にどれくらいの金額を使っているのでしょうか。日ごろ何気なく利用していることが多く、改めて聞かれて初めて考えることもあるかもしれません。今回は日本マクドナルド、モスバーガー、ケンタッキーフライドチキン、日本コカ・コーラ、サントリーの商品について素朴な疑問をぶつけてみました。

「2,000円未満」といえばファストフードであれば年に1~2回、飲料であれば数回程度の利用で継続的利用意思があるというよりはたまたまの購入程度と言えそうです。この層を除いて1年間に使った金額の平均を出してみました。

その結果、サントリーが抜きん出て高い78,800円という結果となりました。ソフトドリンクだけではなくプレミアムモルツや金麦などのビール系飲料、取り扱う洋酒などの高級品やサプリメントなどを箱単位で、または定期的に購入しているのかもしれません。高額利用した人も複数名おり、平均額を押し上げる形となりました。

また2位以下は大きく変わらない結果となりました。ただし、今回は社名のみで聞いており、爽健美茶やジョージアが日本コカ・コーラ社の製品とは認識せずに利用した人もいるかもしれません。サントリーなどにも同じことが言えますが、「コカ・コーラ」という商品がある分、日本コカ・コーラ社の製品としてその商品のみを指していると認識している人が他社よりも多い可能性があります。そのため実際には日本コカ・コーラの数値はさらに大きいことも予想されます。

サントリーとコカ・コーラ2社のロイヤルカスタマーの多さは、2,000円以上よりむしろ5,000円以上のユーザーの方が多いことからも裏づけられます。特にサントリーは他社にはほとんどない3万円以上のゾーンになってもまだかなりの購入者が存在することが見て取れます。これに対し、日本マクドナルド、ケンタッキーフライドチキン、モスバーガーの3社は支出金額が多くなるにつれて該当者が急速に減少しています。むしろ、この方が自然であり、世の中の一般的なパターンであるに相違ありません。

商品の単価はさほど変わらないのに、このような大きな差を生んでいる背景にはロイヤルカスタマーの存在が大きな役割を果たしていることは想像に難くありません。

調査概要

全国18歳以上男女のインターネットユーザーから回答を得た

サンプル数 100
調査期間 2012年12月7日~12月8日
調査方法・内容 過去1年間にその企業の商品について使った金額:「日本マクドナルド」/「モスバーガー」/「ケンタッキーフライドチキン」/「日本コカ・コーラ」/「サントリー」について当てはまる金額を(2,000円未満/2,000円以上/5,000円以上/10,000円以上/20,000円以上/30,000円以上/50,000円以上/100,000円以上/200,000円以上/覚えていない・よくわからない)の中から一つ選んでもらい回答を得た。

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