ブランド戦略通信 │トライベック・ブランド戦略研究所

Web Equity調査結果分析2012

第6回:ケーススタディ2:デジタルカメラ

購入後に既に購入した商品のページにアクセスするユーザーは少なくない。自社サイトへの十分なアクセスを確保したいと考えるなら、購入後アクセスの獲得に真剣に取り組むべきだ。もちろん、購入後アクセスは消費者のロイヤルティを高め、再購入意向率を向上させるだけでなく、関連購買を促進するという効果も持っている。

デジタルカメラにおいても購入後アクセス者は多いが、利用されるページはメーカーによってかなり異なっている。
富士フイルムは関連商品へのアクセスが多い。一つの商品の購入をきっかけに、関連購買を促している様子が窺われる。
ニコンは新着情報や購入した商品以外のページの利用者が多い。同社のお知らせに注意しながら、アクセサリーなどの情報を見逃さないように注意しているユーザーが多いことが示唆されている。

購入した商品そのものの閲覧者が多いのはキヤノンとソニーだ。キヤノンはQ&Aの利用も多く、商品の利用に伴う様々な疑問を解決しようとする人が多く、また用途を満足させるだけのコンテンツが用意されていることが窺える。

パナソニックは会員向けページの利用が多い。会員サイト「CLUB Panasonic」が有効に機能していることが示されている。

このように、一言でデジタルメーカーといっても、ユーザーの利用状況は決して一様ではない。そこには各社の戦略の違いとその巧拙が色濃く反映されているのである。

関連商品のページ、新着情報・ニュース、購入した商品のページ、購入した商品以外のページ、会員(購入者)向けページ、Q&Aやサポートのページの順に、 ソニー(34.9、32.6、33.7、19.8、9.3、8.7)、 パナソニック(31.3、33.0、25.3、20.9、17.6、8.2)、 キヤノン(29.7、29.7、37.5、24.0、13.5、11.5)、 ニコン(34.0、36.8、29.2、27.8、8.3、11.8)、 富士フイルム(39.8、27.1、21.8、18.0、7.5、6.8)

【図1】デジタルカメラ購入後アクセス者の閲覧情報(2012)(購入者ベース、複数回答、%)

参考

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