ブランド戦略通信 │トライベック・ブランド戦略研究所

Web Equity調査結果分析2008

WebEquity2008結果分析 第2回:企業Webサイト上でのユーザーと行動価値

第1回で紹介したように情報価値は閲覧価値と行動価値に分かれる。今回のテーマである行動価値はユーザーが取ったサイト上での行動に基づく評価である。

【図1】サイト上でのユーザーの行動

【図1】サイト上でのユーザーの行動

ユーザーがサイト上で取る最多の行動はいうまでもなくページの閲覧行動であるが、ページを単に閲覧するだけでなく、それ以上の行動を取るユーザーはそのサイトに対するロイヤルティが高く、それだけ価値が高いと考えられる。そこで、本調査ではユーザーのサイト上におけるさまざまな行動を、閲覧行動とは別に切り出して把握するようにしている。

行動者が多いものとしてはキャンペーンへの応募が挙げられる。典型的には飲料業界に多いが、アクセス者を増やすという効果だけでなく、応募という行動を通じてその企業へのファンを増やすという効果が期待されるものである。

次いで会員登録やメルマガの閲読が多い。これらはそのユーザーが継続してアクセスする意思があることを示し、将来のアクセスの動向を占うためのサイトの潜在力に結びついている。

取引内容の確認もよく取られるユーザー行動の一形態である。もちろん業界によって重要性は異なるが、ユーザーにとって継続的にサイトを活用する重要な動機付けとなっている。

こうしたユーザー行動に基づき行動価値を評価すると、1サイトあたりの価値が最も高いのは食品・飲料となる。この業界はキャンペーン応募者が多い。キャンペーン情報を見逃さないため会員登録をしてメルマガを閲読する人の数も多い。

【図2】行動価値

【図2】行動価値

一方、食品・飲料業界に次いで行動価値が高い情報通信業界は、対照的にキャンペーンは他業界と比べて特に多いというわけではないが、取引内容の確認のための利用が非常に多い。

閲覧価値と同様、昨年と比べた行動価値は顕著な増加は見られず微増といえるレベルにとどまっている。

印刷する 印刷する