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第3回: ブランドサイトの視聴率

飲料メーカーでは企業名を冠にしたウェブサイト(いわゆるコーポレートサイト)の他にブランドごとにウェブサイトを運営しているケースが少なくありません。

缶コーヒーの7つのブランドサイトについて、Reach Nextを使用して視聴率を調べてみました。

視聴率調査概要

調査結果

缶コーヒーブランド全体とブランドGの視聴者数,缶コーヒーブランド全体23万9千人,ブランドG 14万5千人全体の61% [1]


上図は、7ブランド全体の視聴者数とその中で視聴率が最も高かったブランドGの視聴者数です。ブランドGは缶コーヒーブランド視聴者全集合において61%という大きなシェアを占めています。

さらに各ブランドの閲覧回数を見てみましょう。

ブランドサイトの閲覧回数,ブランド全体2回以上30%,7回以上6%,ブランドG 2回以上37%,7回以上7% [2]

こちらもブランド全体とブランドGの閲覧回数です。ブランド全体に比べて閲覧回数が多く、2回以上の人が約37%(全体は30%)、7回以上の人も約7%(全体は6%)います。ブランドGは視聴者数が多いだけでなく、何度も閲覧する人も多いことがわかります。

このようなコミュニケーション活動において高いボイスシェア(シェア・オブ・ボイス;Share of Voice)を持つ商品はより多くの市場シェアを獲得する可能性が高いといえるでしょう。逆にボイスシェアが低くなったら要注意といえます。

こうした分析はReach Nextの

という特性を利用したものです。気になる他社のブランドサイトがある方は視聴率を調べてみてはいかがでしょう。

*注:Reach Nextは任意のキーワードによる検索結果、任意に設定したURLの視聴率を調べるシステムのため、設定したキーワード、URL、また調査期間によって結果が異なります。このコラムはあくまでも弊社が設定した調査の結果に基づくものであることをご了承ください。

参考