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Brand Strategy journal ブランド戦略通信

アンケート!100人に聞きました

第5回:メタボリックシンドローム

今回は、メタボリックシンドロームの話題です。

食欲の秋。でも。。。

秋といえば色々ありますが、多くの人にとっては食欲の秋でしょうか。サンマにビールにマツタケに。嬉しい時期ですよね。でも、近年、太りすぎ等の生活習慣病が問題になることが、以前より多くなってきています。内臓脂肪の断面積が100平方センチメートル以上で、かつ、高血圧・高脂血症候・糖尿病のうち、2つ以上の病状が出ている状態を、日本ではメタボリックシンドロームと定義しています。今回は、その肥満の問題について取り上げてみました。

BMI

現在のBMIを聞いたところ、まず、半数以上の人が、「BMI」って何ですか?ということで言葉を知りませんでした。

BMIの認知度(単一回答)

【図1】BMIの認知度(単一回答)

BMIとは、Body Mass Indexの略で、その身長に対する標準体重を計算する方法です。かつては、身長マイナス110cmと言われていましたが、近年ではBMIもよく使われるようになっています。回答者のうち、標準と言われている範囲以内の方は、BMIを知っている人のうち30%でした。

現在のBMI(単一回答)

【図2】現在のBMI(単一回答)

そして、やや肥満の22〜25の方が37%、25以上の、いわゆる肥満に属する方が、34%となっていました。人のことはあまり言えませんが、皆さんかなり美食をされているか、運動をされていないか、という傾向が見て取れます。

体重を抑えるために

さて、その一方で、皆さんがどの程度健康に気をつけているのか、運動などの面から聞いてみました。一番多いのは食事コントロールと体重測定で、共に4割近い人が実行をしています。

体重増の対策方法(複数回答) width=

【図3】体重増の対策方法(複数回答)

体重測定は、意外に思われるかもしれませんが、客観的に体重を測ることで、痩せやすくなるのだそうです。乗ったときに、「これは、、、まずい」と思う心理が、その一口を止める、ということでしょうね。ついで、アルコールを減らしたり、軽い運動を2割の人が行っています。忙しい中でも運動をする時間を作ったり、付き合いがあるとはいうものの、酒を減らしていたりする姿が見えてきます。

節制の期間

今行っている節制をどの時期に始めたかですが、どのくらい続いているのでしょうか。1年以上続けている方は4割近くに上っています。

節制の期間(単一回答)

【図4】節制の期間(単一回答)

皆さん、かなり健康に気をつけていますね。その一方で、まだ半年未満という方が5割強になります。最近では、メタボリックシンドロームについて、かなり頻繁にテレビで取り上げられるので、その影響もあるかもしれません。できるだけ長く続け、健康体を維持していただきたいものです。

節制の効果

節制の効果ですが、具体的にはどのような効果が出ていたでしょうか。最も多いのは、「体重が減少」で、これが特に多く、45%近い方が経験しています。

節制の効果(複数回答)

【図5】節制の効果(複数回答)

その一方で、体脂肪率が減少したのは20%弱、メタボリックシンドロームの犯人と言われる内臓脂肪が減少したのは5%の方だけでした。これは、普段から内臓脂肪量を測定していないからかも知れません。ただし、体脂肪率の減少は約20%の人に見られていますから、特に運動を中心とする節制の効果は確実に現れているともいえるでしょう。

今後の対策

今後やってみたい対策ですが、やはり適度な運動が33%と多くなっており、ついで、内臓脂肪量測定が25%強となっています。

今後の対策(複数回答)

【図6】今後の対策(複数回答)

内臓脂肪測定が可能な体重計も、おおよそ1万円前後で販売されており、比較的手軽に測定できる時代がやってきました。

私は、LSD(ロングスローディスタンス)トレーニングを中心にしています。長時間ゆっくり体を動かすことで、毛細血管を鍛えようというトレーニング方法ですが、すぐに飽きるのが欠点です。私は音楽を聴きながら楽しくやっています。皆さんも色々工夫をされて、末永く健康でありたいものですね。

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