ブランド戦略通信 │トライベック・ブランド戦略研究所

グローバルサイト調査結果分析2016

第3回:グローバルサイトの総合評価指数とコンテンツ評価指数の分布

グラフは総合評価指数とコンテンツ評価指数をそれぞれ横軸、縦軸に取り、全調査対象企業をプロットしたものである(図表1)。

縦軸:コンテンツ評価指数(%)、上方に位置するほど高い。横軸:総合評価指数(Pt.)、右に行くほど高い。上位、 コカ・コーラ、HP、ネスレ、ソニーなど

総合評価指数、コンテンツ評価指数、ともに高いのは世界ランキング1位のコカ・コーラである。
同社の「Coca-Cola Journey」は親しみやすいオーソドックスな作りで、歴史などユーザーが好むコンテンツが非常に充実している。
総合評価指数では同じ食品業界のネスレも高かった。また、日本企業ではソニーの評価が高かった。
一方、コンテンツ評価指数ではコカ・コーラに続き、HPの評価が高かった。
HPのグローバルサイトは新しいデザインの潮流に沿ったもので、上位企業にはこのタイプのデザインを持つところが多かった。コンテンツとしては会社案内動画など、動画を効果的に用いている点に特徴がある。
もっとも、動画はユーザーが意思を持って再生ボタンを押すタイプのものである点に注意が必要である。トップページで動画がいきなり動きだすWebサイトの評価はおおむね低かった。
さて、グローバルベンチマークとして挙げられることが多いGEだが、ユーザー評価は平均的なものにとどまった。Web制作側とユーザー側の間でコーポレートサイトに対する見方にギャップがある可能性がある。同社もかつては予告なく再生される動画をトップページで用いていたが、本コラム執筆の時点では使用をやめている。
最下位のペルノリカールはアルコール飲料のメーカーである。製品情報を未成年に見せることは避けるべきだが、企業情報のユーザーにまでわざわざ年齢認証を要求する点がユーザーから嫌気された。

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