ブランド戦略通信 │トライベック・ブランド戦略研究所

企業情報サイト調査結果分析2008

企業情報サイト調査2008結果分析 第2回:企業信頼度への効果

閲覧前後での変化

【図表1】閲覧前後での企業信頼度の変化

【図表1】閲覧前後での企業信頼度の変化

企業情報サイトを通じて情報発信をする大きな目的は、情報開示姿勢および開示された情報の内容を通じて企業市民として信頼できる存在であるとステークホルダーに理解されることにあると考えられる。

こうした観点から、本調査では企業情報サイトを閲覧する前と閲覧した後とで対象企業に対するユーザーの信頼度がどのように変化するかを調査した。

250社平均の企業信頼度は、サイト閲覧前が66.4ポイント、閲覧後が80.9ポイントとなったので、差し引き14.5ポイントが閲覧によって上昇した信頼度スコアということになる。

閲覧効果が大きい企業

一般的に、消費者が日常的に当該企業の情報に接触するような著名企業では、その企業に対するイメージがしっかりと形成されているため、元々の消費者からの企業信頼度は高い。このような企業では、よほど優れたものがない限り単に1度だけ企業情報サイトを見ただけではその企業に対する信頼度が大幅に変化することはあまりない。

一方、認知度が低いBtoB企業や、元々の企業イメージがあまり高くない企業では、「実はこんな良い会社だったとは知らなかった」、「この会社の活動を知って価値あることを行っている会社と理解できた」、「以前の不祥事のイメージが残っていたが、改めて信頼回復に真摯に取り組んでいる姿を知ってイメージが変わった」などの理由で顕著に信頼度が向上することがある。

どちらかと言えばBtoC企業の方が充実した企業情報サイトを持つことが多いが、実はBtoB企業の方が企業情報サイトに力を入れることによって得られる効果は大きいのではないだろうか。

順位 企業名 業種名 スコア差 信頼度
閲覧後 閲覧前
1 プロミス 金融・保険 56 -4 -60
2 アイフル 金融・保険 47 -13 -60
3 アコム 金融・保険 46 -11 -57
4 三菱自動車工業 機械・輸送用機器 44 23 -21
5 双日 商業 42 51 9
5 山武 電機・精密 42 57 15
7 日本サムスン 電機・精密 39 32 -7
8 伊藤忠テクノソリューションズ 情報・通信 38 77 39
8 CSKホールディングス 情報・通信 38 55 17
10 ダスキン サービス 37 86 49
11 アンリツ 電機・精密 36 60 24
11 清水建設 鉄・非鉄・建設・不動産 36 67 31
11 横河電機 電機・精密 36 86 50
14 アルパイン 電機・精密 35 82 47
14 アルプス電気 電機・精密 35 86 51
14 大林組 鉄・非鉄・建設・不動産 35 58 23
14 新生銀行 金融・保険 35 43 8
18 JFEスチール 鉄・非鉄・建設・不動産 34 90 56
18 東邦ガス 電力・ガス・石油製品 34 74 40
20 大成建設 鉄・非鉄・建設・不動産 32 60 28
20 武富士 金融・保険 32 -56 -88
20 トランスコスモス サービス 32 35 3
20 日立プラントテクノロジー 鉄・非鉄・建設・不動産 32 55 23
20 ブラザー工業 電機・精密 32 79 47
20 三井化学 化学・繊維 32 95 63
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